今回は、難しいと言われているエアコンの取り付け工事を自分でやる方法と工具・手順について詳しく紹介していきます。
エアコンの取り付けってほとんどの方が業者にお任せしていると思います。
ただ、取り付けに手間を擁することから、取り付け工賃が高額になる場合も多いですよね。
そこで、エアコンくらい自分で取り付けるという方向けに、ここでは取り付ける時の手順やポイントをいくつか紹介していきますよ。
それでは、エアコンの取り付けを自分でやる為の方法と工具・手順についてお届けしていきますので、最後までしっかりとご覧ください。
Contents
エアコンの取り付けに必要なものとは?
エアコン取り付けに必要な機材エアコン取り付けに必要な機材取り付け工事に必要な機材
エアコンを自分で取り付けるには、いくつかの機材が必要です。
機材には「レンタルした方が良い工具」と「購入したほうが良い工具」、「購入が必要な部材」がありますので、順に紹介していきます。
レンタルをおすすめする工具とは?
レンタルしたほうが良いエアコンの取り付け機材レンタルで用意したほうが良いエアコン取り付け機材・設備は以下の通りです。
これらの工具は家電製品の電気工事以外の用途で使用する機会が少ないため、レンタルで必要な道具を安く調達して費用を抑えましょう
- トルクレンチ :冷媒配管の接続
- 電気ドリル :エアコン据付板の固定
- コアドリル :室外機と室内機をつなぐ壁の穴あけ
- エアコンダクトカッター: 化粧カバーの切断
- フレアツール(またはガス溶接機): 配管のフレア加工
- 真空ポンプ: 真空引き(エアパージ)
- 真空ゲージ(ゲージマニホールド): 真空引きのチェック
- リーマー :銅管のバリ取り
- パイプカッター: 配管パイプ、銅管の切断
オークションなどでは真空引きキットとして、真空ポンプやゲージマニホールドをセットで貸し出していることがあります
他にも、以下のサイトでも機材のレンタルが可能です。
購入をおすすめする工具とは?
- ドライバー :ネジ締め
- ペンチ・ニッパー: 電線ケーブルの接続部の皮むき
- モンキーレンチ: 配管のフレアナットの締め付け
- 六角棒レンチ :フロンガス解放時の室外機の弁棒の開閉
- 両口スパナ :冷媒配管の接続
- パイプベンダー: 配管パイプの折り曲げ
- ガス漏れ検知器 :ガス漏れの点検
その他に用意しておきたいものとは?
購入が必要なエアコンの取り付け部材標準工事の方法でエアコンを取り付ける際に必要となる部材は以下の通りです。
- プラブロック(据置台)
- 室外機の設置配管パイプ(別名:被覆銅管ペアコイル)
- 冷媒の配管(新冷媒R410Aに対応したもの)
- ドレンホース ドレン水の排水化粧カバー(別名:スリムダクト)
- 施工後の配管のカバー配管テープ
- 化粧カバーの代用貫通スリーブ
- 部屋の壁にあけた穴の保護エアコン配管用パテ :部屋の壁にあけた穴からの雨・風の侵入防止
- 渡り配線用の電線 :室内機と室外機の端子台に接続(長さが足らない場合は延長用も必要)
- ボードアンカー :エアコン据付板の取付け
エアコン取り付けの手順とは?
DIYにてエアコンを取り付けしました。
自分で取付される方には参考になると思います。エアコン取り付けは難しそうに感じると思いますが、ポイントさえ押さえたら大丈夫です。
電気店の取付ノウハウを特別に伝授します。
据付板の取り付けよう
室内機はこの板に引っ掛けて取り付けるので、据付板は強固に壁に固定します。
配管穴位置・寸法・水平を考慮し最適な位置決めを行い、ボードアンカー、ビスを使用して強固に取り付けます。
取り付け壁の種類によって取り付け方法も異なり、コンクリ→プラグ、アンカー、土壁→たて桟金具となります。
据付板の位置によって工事の難易度が大きく変わるので経験が必要です。
すでに穴が壁に穴が開いている時は?
予め配管用の穴が開いている場合は、穴に合わせて金具を取付します。
この時に室内機の取付スペースも考慮して金具を取り付けしないといけません。
ポイントとしては、若干配管側を下げて勾配をとらないと、水漏れの原因になります。
電線、ドレンホースの接続をしよう
電線(3芯)は被覆を剥いて黒、白、赤3本室内機の受けに差し込みます。
ドレンホースは室内機左右で付替えができるので結露水が流れる方向に付け替えます。
電線の剥く被覆の長さは長すぎても短すぎてもダメです。
3本を間違えないように繋ごう
インバーターエアコンなので、3本あります。
色を間違えないようにしましょう。
間違えると動きません・・・
ちなみに室内と室外両方を間違えて、動かした達人もいます。
真似しないようにしてくださいね。
室内機を壁に取り付けていこう
配管、電線、ドレンを配管穴に通し室内機を3で取り付けた据付板にひっかけます。
室内機上部、下部が壁にピタッとついていればOK。
最終確認として、傾いていないか、エアコンを手間に引いても据付板が壁から抜けないかをチェックしましょう!
配管パイプの加工・接続を行う
配管パイプはパイプカッターで長さを調節、バリ取りをし、フレア加工後に室内機から出ている配管に接続します。
締め作業には専用のトルクレンチの使用が推奨されます。
しっかり接続しないとガス漏れしエアコンが効かなくなります。
(DIYする方のほとんどはフレア加工、または締め付けの失敗をします。)
ガス漏れ防止剤としてフレア面に塗布するオイルもあり業者でも使用、未使用はわかれます。
フレア加工って何なの?
配管の先をラッパ形状にする事で、接続できるようになります。
ポイントとしては突き出し量を多くしてフレアー加工し、ラッパの傘部分を大きめにして、接触面積を増やすことですね。
配管のルート決めて仕上げる
接続した配管、電線、ドレンを綺麗にレイアウトし、化粧テープで仕上げます。
配管カバー施工時はカバー内に配管を納めます。
配管時の注意点として、水漏れ防止の為に、排水のパイプは下側になるようにしましょう。
室外機へ接続していこう
配管をフレア加工し室外機へ配管および電線を接続します。
真空引きは必要?
接続した配管内を真空状態にすることを真空引きといいます。
現在のすべてのエアコンは真空ポンプ、マニホールドを用いて真空引き作業をしなくてはなりません。
機械は購入すると高いので一時的な使用であればレンタルも可です。
規定圧になったら真空ポンプを停止させ数分おきます。
数分後マニホールドの位置の変化からガス漏れチェックを行います(変動なしならOK)
バルブを開けてガスを充てん
室外機側の配管接続部分2ヵ所に六角レンチを差し込み、反時計回りに回し弁を開放します。
室外機に封入されていた冷媒ガスが循環し、エアコンが使用できるようになります。
真空引き作業の必要性とは?
先ほどもお話したとおり、真空引きを行わずにエアコンを取り付けると、エアコンの効きが悪くなったり、エアコンが故障したりする危険性があります。
これは、エアコンの内部に混入した、水分等の異物が原因ですね。
エアコンが本来の性能を発揮するためには、エアコンの内部は冷媒ガス(新冷媒R410A)のみで充満している状態を作らなければなりません。
しかし、取り付ける前のエアコンの内部には、空気中の湿度の関係で少量の水分が付着しています。
これが、取り付けた後のエアコンの稼動を妨げてしまうのです。
エアコンの内部に水分が付着したまま、エアコンを稼動させてしまうと、内部の水分は冷やされて凍りつき、エアコンの冷媒管を傷つけたり、詰まらせたりします。
その結果、エアコンの効きが悪くなったり、エアコンが故障したりする危険性があります。
そこで、真空引きを行うことで、エアコンの内部を真空乾燥の状態にして、余分な水分やゴミを除去することができます。
このことから、真空引きはエアコンを快適に使うためには必要不可欠な作業とされています。
ただ、「真空引きも含めて、エアコン取り付け工事をできるだけ安く済ませたい!」というのがお客様の本音ではないでしょうか?
自分で行うのはおすすめできないって本当?
エアコン取り付け工事と真空引きを、業者に頼らず、すべて自分で行う方法となるとかなり大変です。
なので、エアコン取り付けを自分で行うのは、安全面・料金面ともにおすすめできません。
エアコンの取付工事には専門の技術が必要となります。
素人の方がエアコンの取付工事に失敗した場合、エアコンの故障につながる危険性もありますよ。
また、エアコンの取付工事には専門の部材・機材が必要となるので、それらを買い揃えたり、レンタルするだけで、取付工事費用よりも割高になってしまう可能性があります。
配管のフレア加工って誰でもできるの?
エアコン(クーラー)取り付け配管のフレア加工について紹介しています。
エアコンの据付に関する技術でフレア加工は欠かせません。
どうすれば上手くフレア加工が出来るのかをまとめてみましたので参考にしてくださいね。
フレア加工する前の下準備とは?
取り付けをしようとしているエアコンの配管サイズが何なのかを調べましょう。
家庭用のエアコンで多いのは2分3分と呼ばれるサイズの配管です。
2分3分とは2本のペアになっている銅管2本の事で、細い方が2分、太い方が3分になります。その次に大きいサイズは2分4分です。
2分3分の配管を用意する際、あらかじめどのくらいの長さが必要か測っておきましょう。
電線は配管よりも1mは長くしておきましょう。
ドレンホースの長さは自分が何処に排水を持っていきたいかを考えて測ります。大体は穴から真下に下ろしています。
今は配管セット(フレア加工済み+電線)という便利な物も売っています。
どの程度の広がりを付けるか?
フレア部や配管内にバリが残っていないかも確認しましょう。
また、均等に押し広がっているかも重要なポイントです。
フレア部に段差がないようにしてください。
この部分が室外機のバルブ部に接続されるのでしっかり確認をしておきましょう。
もし失敗したらパイプカッターを使用して配管を切断し、加工しなおすことも可能ですので、慌てず確実に作業することが大切ですよ。
エアコンの取り付けは業者がおすすめ?
エアコンの取り付けはDIYと業者依頼どちらが良いのでしょうか?
エアコンの取り付けは業者へ依頼をおすすめします。
理由は下記の2つあります。
専用の工具が必要で揃えるのが大変
エアコン取り付けを行う時は、真空ポンプやフレアーツールなどの専用の道具が必要になります。
エアコン取付の為だけに道具を購入するのはトータルで高くつきます。
取り外しに比べて難しい
工具だけでなく、設置する壁のに対する知識や真空引きやフレアの加工など、取り外しに比べて難易度が高く、失敗すると壁を傷めたりガス漏れで被害が大きくなる可能性があります。
コンプレッサーが破裂する可能性?
作業の際に操作を誤り、冷媒が漏れて圧縮機内に空気が混入すると、運転時にコンプレッサーが異常な温度上昇と高圧により、最悪の場合破裂してしまう危険性があります。
コンプレッサー破裂は室外機が粉々になるほど強烈な破壊力があり、万が一破裂した場合は、甚大な被害を及ぼす事が予想されますよね。
可能性はかなり低いのですが、東京都の調査によると、実際に年間1~2件のコンプレッサー破裂が起こっているそうです。
そして、事故の大半は業者の修理不良によるものである点も見逃せません。
経験の浅い業者という可能性もありますが、少なくても初めて取り外しを経験する素人よりは、知識も技術もあるはずです。初めて作業を体験する素人が工事を行えば事故の確率が高まることは明らかです。
当然、真空引きやフレア加工、穴あけといった、より高度な専門知識や技術、工具等が必要になる取り付け工事は格段にリスクが高まります。
【お得情報】エアコン工事費用を安心・安全に格安に収めたい方はこちら!
私がおススメするのがエアコン取り付け王という会社に依頼するのがおススメです。
エアコン取り付け王はエアコンの工事費用を安く収めたいと思う人におススメです。
驚きの低価格を実現させてくれます。
また、全国どこでも対応できます。(ただし北海道および離島は除きます。)
ネット通販でエアコンを購入し、エアコン取り付け王に頼むという方が結構多いみたいで、それには3つの理由があります。
エアコン取り付け王を頼む方が多い3つの理由は?
エアコン取り付けに特化したスタッフがいるため、作業時間の短縮により工事の格安が実現!
電気屋さんもエアコン取り付け工事はできますのが、エアコン取り付け工事は夏ぐらいしか行わない業者がほとんどで、不慣れな町の電気屋さんが多いのはご存知ですか?
エアコン取り付け王はエアコン取り付け専門のスタッフがいるため、あらゆるメーカーや種類のエアコンの取り付けを素早く安心・安全に行います。
何より、作業時間の短縮により格安価格を実現しています。
インターネット専門のエアコン取り付け工事会社だからこそ、工事料金をできる限り格安に実現!
店舗を構えている町の電気屋さんと比べて、圧倒的に工事料金が格安です。
しかも、工事は各エリアのエアコン取り付け会社が担当するので、これらの経費や交通費など含まれていませんので実現できています。
エアコン取り付けにより不要になったエアコンがあった場合、処分料・リサイクル料金は全て無料で回収します!
リサイクル料金・処分料は通常の町の電気屋さんに依頼した場合、
- エアコン収集・運搬料金で¥500~2000円
- エアコンリサイクル料で¥1620円~9720円
も掛かってしまいます。
少なくとも、合わせて¥2120~11720円が追加料金が掛かってくる計算になります。
もちろんこれは追加料金に該当しますよ。
しかし、エアコン取り付け王は独自のリサイクル技術により使われなくなったエアコンを再生するため、
- 使われなくなったエアコンの収集
- リサイクル料
リサイクル料金・処分料を全て0円を実現しました。
また、その他皆様が気にする事に関して言うと、
- 工事日の指定はできます。
- エアコン取り付けから1年間の工事保障がつきます。
- お客様が全部納得した上での工事開始となります。
なので、安心安全にエアコン取り付け工事を任せる事が可能になります。
エアコン取り付け王の利用者の口コミは?
インターネットでたまたまエアコン取り付け王さんのことを知って、お電話したところ、予想以上に安くエアコンを取り付けてもらいました。
専門のスタッフの方が親切・迅速に対応してもらえて、とても助かりました。
まとめ
難しいと言われているエアコンの取り付け工事を自分でやる方法と工具・手順について紹介してきましたが、知識と準備するものが多くて、大変な作業になりそうですね。
ただ、やり方を知っていればできないことはないですが、一度やり始めると後戻りはできないので、知り合いに電気屋さんがいると安心ですね。
また、取り付け作業時には真空引き作業やフレア加工など普通ではやったことの無い作業がありますので、ここで失敗する方が多いみたいですよ。